有名な思考実験『シュレーディンガーの猫』では、猫は半分生きていて半分死んでいる状態だとされています。しかし最新の研究で、猫を死ぬ前に”救い出せる”可能性が出てきました。
米イェール大学の研究結果が科学誌Natureに寄稿されています。
量子力学の分野では「ミクロの世界では、様々な状態が重なりあって同時に存在しており、観測した時点でいずれかひとつの状態に収束する」という、なんとも不思議な定説があります。
これを皮肉ったのが『シュレーディンガーの猫』と呼ばれる有名な思考実験。
その内容は「箱の中に『50%の確率で毒ガスが発生する装置』と『猫』を入れる。箱を閉じてしばらくした時、中の猫が死んでいる確率と生きている確率はそれぞれ50%。量子力学的にはこの猫は『半分生きていて半分死んでいる』というありえない状態になる」というものです。
しかし最新の研究によって、この定説が否定されつつあります。
<海外の反応>
シュレーディンガーの猫の命を救っただって!?『生きていると同時に死んでいる』ってのがよく分からんが、パラレルワールドってことだな?
猫ってのはオカルティックな生き物だから、まあそういうこともあるんだろう
おのれ量子力学者、かわいい猫ちゃんに卑劣なことをしやがって
「シュレーディンガーのクソッタレめ、俺は生きているぜ!!」
昔、教授に「もし量子力学を理解したと思うことがあったとしたら、君は間違っている」って言われたな・・・
猫を救うために科学者が立ち上がったのかw
量子がある状態から別の状態へと変移する現象を『量子跳躍』と呼びます。これは瞬間的なものであり、それゆえ予想不可能の現象とされてきました。
しかし米イェール大学のズラトコ・ミネフ博士は、『量子跳躍』のタイミングや法則がある程度予測可能であることを明らかにしたのです。
これを思考実験に当てはめれば「装置から毒ガスが発生するタイミングや法則が分かる」ということ。つまりシュレーディンガーの猫の運命が事前に予測できるだけでなく、猫が死ぬ前に箱から出してあげられるというのです。
生死の境をさまよっていた『シュレーディンガーの猫』ですが、ようやく報われそうです。
<海外の反応>
昔かあちゃんに『シュレーディンガーの猫』をなんとか説明しようと思ったんだけど、「なんてひどい!そんなとこに猫ちゃんを閉じ込めるなんて!」って言われて終わったわ
まあ「思考実験だ」と言っても理解してくれない人はいるからな・・・
ようやくかわいそうな猫が救われるときがきたか
いや、実は生きているように見えて、別次元から現れた生命体に体を乗っ取られているだけだぜ
猫は箱に入りたがる生き物なので、出してやってもたぶんまたすぐ中に戻っていくぞ
あの仮説も、別に猫じゃなくたってなんだっていいわけだろ。『シュレーディンガーの便所虫』とかにしとけば平和だったよ
よー分からんが猫が助かるならいい(*^^*)
にゃんこ救出w
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コメント
コメント一覧 (49件)
いや、そういうことじゃないだろ
半端にSF知識を持ち込んでる系の創作物が恥ずかしいことになるからやめてくれ
外に出したらダメじゃん
これは…未来予知…なのか?
まあミクロ世界での頭の体操だからマクロ世界では無理なんだろうけど
屁理屈はどおでもいいんだよ実際に実験で証明してみろ
シュレディンガーの猫は、
観測したとき初めて結果が決まるのは変だろ?
ということの説明をするのに使ったたとえ話
今回の話は、観測したときに初めて結果が分かる・・わけではないようだ。
ということか。
シュレディンガーがこの話を持ち出して、それはおかしいんじゃないか?と皮肉った通り、間違いだったということの照明がなされた?
なんか思考実験の前提を間違ってるよね?
目一杯毒ガス噴霧されても、
取り出せるなら、どんな救命措置も可能なわけで。
結果は観測者の数だけある
重ね合わせの否定じゃなくて
観測してから状態が収束する挙動に法則性があるようだから
そのタイミングでちょっかいかければ生死に介入できそうって話なのかな
僕はどこにでもいるしどこにもいない
次は試験管に入れられたヒヨコちゃんを救ってくれ
何か、コメントに
記事の内容が「読めても理解出来ていない」機能性文盲が多いな
思考実験の解を思考実験で返してるだけなのに
意味不明なツッコミしてる馬鹿がいる
難しい問題をわかりやすくするために身近な物を当てはめたけど曲解された最大の失敗例
言葉というのは他の可能性を完全に除去するという不自然なことを前提にしたり、他の可能性を隠蔽するということを前提にしてるから、それだけで科学的ではないと思うね。
よかった、半分死んだ猫は居なかったんだ…
でも観測を予測するための観測が必要なんだろ?
『「シュレーディンガーの猫」の鳴き声』になっただけじゃない?
今日も学者様が大勢いらっしゃるようで
ほらお嬢ちゃん
このズボンの中の猫ちゃんはおっきい猫ちゃんかもしれないし小さな猫ちゃんかもしれない
観測するまでわからないんだ
不思議だね~
さ、じゃチャックを開けて見てみようか?
馬鹿記事。
シュレディンガーの猫思考実験と量子跳躍は何の関係もない。
多分もとの論文を読んで記事を書いた人間が頭の中で勝手に関連付けただけのフェイクニュース。
>>19
言ってて恥ずかしくない?
キモ過ぎるよ
量子跳躍のタイミングっていうけど、ナノ秒とかピコ秒とかそんなタイムスケールでの話だぞw
そんな超高速でフタ開けて猫を取り出すなんて物理的に不可能だから
どっちにしろ猫は死ぬんだよ
素朴な疑問なんだけど、
A君が箱を開けたら猫が死んでるか生きてるか100%決定するよね。
でも、家の外にいるB君から見たら家(箱)の中にまだ猫がいるから
猫は半分生きてて半分死んでることになるよね。
これっておかしくない?
私のシュレーディンガーの猫についての解釈が間違ってるのかなぁ。
初めてこの理論についてちょっと分かったよ
でも量子力学を学ぶ事で私の人生がプラスになることは無さそうかな
猫だから猫派が必死で量子論を発展させたんやぞ
※23
そこのところに矛盾はないよ
A君が箱を開けた時点で波動関数は収縮して猫の生死は確定するよね、
B君は部屋の外にいて単にその事実を知らないだけなんだよ
猫を観測したという、「操作」に意味があるわけ
ねこです。
ねこはいます。
よろしくお願いします。
これは、例えば、無数にある可能性、つまり、無数にあるであろう結果の一つを選択して
事象をそこへ誘導出来るかもしれない可能性を示唆してるのか。
パラレルワールドが存在するとすれば、好みの未来を選択する事が可能になるかもしれない。
それぞれの好む未来に進める様になった時、自分だけの望みが満たされた未来は自分自身とも言えるのだから、完全に独立した他に関わりの無い超孤立の世界だ。
神様の領域に片足を突っ込んだ感じがすね。
シュレディンガーの猫で量子テレポーテーションや量子もつれを説明するのは、難しい話をわけのわからん話で説明するようなもんだから、結局「つまり、どういう事?」という結論しか出ないわな。
量子テレポーテーションの説明で一番わかりやすかったのは、「棒とボール」の話かな。
量子もつれは月刊インターフェースの量子コンピューター特集の説明がわかりやすかったが、実験を伴わないと言葉で説明するのが難しいし。
祈る事で猫は死なずに済む。
量子力学が祈りを取り込んだら革命だろうに。
「シュレーディンガーの猫」の例えが悪いだけで二重スリット実験で観測が結果に影響を与えているのは明白になってるだろ。
>>31
問題は「観測する」とどうして猫の状態が変わるのかであってですね。
猫が生きているか死んでいるかの丁半博打と解釈していると勘違いしやすいです。
>丁半博打
量子もつれ知らないのかな?
>>33
>量子もつれ知らないのかな?
知ってるから、そう解釈している人がコメ欄にいるという話をしている。
うちの大学で量子コンピュータの研究をしてるので知らないわけがないしw
>>32
観測の仕方で結果が違って見えるからと言われてるけど、観測しない状態での量子はどうなってるかがわからないからな。
どないせいちゅうねんって感じw
量子が光と考えれば観測するぶんの量子を吸い取られて、観測しなかった本来の状態を再現出来ないって事なんだろうけど。
その実験、猫のかわりにねずみを入れれば猫は助かる
餓死かガスで死ぬまで待てば、猫が死んだ状態で確定する。
猫が死ぬ前に救い出したければ、箱に入れた瞬間に出してやればいい。
この例え話ほど糞ほどにも量子力学を説明出来ていないものは無いのに何で未だに使われるん?
量子ウンチクを語りたい知ったかぶりとか、量子学の基本も知らないマスメディアがよく使うよな。
シュレディンガーの猫。
>>38
人様を知ったかぶり呼ばわりだけするくせに、
自分が何を知っているのかは一切明らかにしないときにもよく使われるよな。
シュレ猫(笑)は。
いや、ガスはくらった後という前提の話だろ
くらう前に箱から出すとかちゃぶ台返しすぎる
ガスの元栓を閉めればよろし
箱を閉じてしばらくした時、中の猫が死んでいる確率と生きている確率はそれぞれ50%。
「しばらくして」とかご都合主義の理論展開ほんと嫌い
毒ガスとして吸うと猫が暴れだすのを使うと曖昧さがなくなる
それとも暴れると暴れないのどっちも混在した状態になるのかな
ガスが出る前に救出すれば良いだけの事さ(そういう問題じゃない)
アインシュタインの予言した「隠れた変数」を立証したというわけか?
アインシュタイン大勝利じゃん
>>14
違う。
「ミクロの世界は事象が重ね合わせになる。マクロの世界とは違うんだから仕方がない。」といった量子力学者たちに対してシュレディンガーが、マクロに展開できる形に直して事象の重ね合わせを否定した思考実験がシュレディンガーの猫。
無学者に説明するための例示ではない。
>>23
その考えであってる。
そもそも、普通に考えればAとBという事象が同時に重なっているなんてありえない。
だけど量子力学では、ミクロの世界ではありえる現象だと説明した。
なので、シュレディンガーは、この猫を使った思考実験において、「猫の生死が蓋を開けるまで半々はありえない」=「量子力学の考えは間違っている」と証明しようとした。
なんだけど、量子力学的には「いや、猫の生死は重ね合ってるで正しい」とされてしまって、量子力学がマクロの直感とは反する世界という説明として使われる有名な例えになった。
>しかし米イェール大学のズラトコ・ミネフ博士は、『量子跳躍』のタイミングや法則がある程度予測可能であることを明らかにしたのです。
ある程度しかできないから本質的には前と変わっていない
ネコと和解せよ