ニッポン自慢の『珍道具』。
実用性はないけど、ちょっと便利かもしれない・・そんな滑稽な発明品『珍道具』の数々が海外掲示板で紹介され賑わっています。
トイレットペーパーでいつでも鼻を嗅げる「ロール鼻かみ器」や、「ネクタイ型折りたたみ傘」など、このふざけた発明に外国人はどのような反応をしているのでしょうか。中には鋭い考察を投げかける人もおり、気になったので紹介させて頂きます。
日本発のガジェット『珍道具』
<海外の反応>
やべぇwwwどれも欲しいんだがwwwww
「ネクタイ型折りたたみ傘」考えた奴は天才すぐるwww
ネクタイのは肩こりを起こしそうだよな。
それより、勝手に傘が開いてしまうとこ目撃したら・・絶対吹き出してしまうわw
やっぱ目薬用のメガネがいい。ぜひとも購入させてくれ!
シャンプーハット付けてラーメン食うのはどうしてだ?
↑髪の毛がスープに入らないようにするためかな?か、おそらくスープの”はね”が髪につかないようするためかもね。
日本はこれからもこのままでいてね!!
なかなか好意的なコメントが多く見られました。
「日本はこれからもこのままでいてね!」との声がありましたが、「このまま」とは何を指すのでしょうか。外国人にとって「日本に失って欲しくないユニークさ」とは、一体何なのでしょうか。
次の外国人の指摘がそれを示唆しています。
<海外の反応>
この中で本当に製品化されたものなんてないんだろ?本に掲載するために考案された作品ばっか。『珍道具』っていうのは、いわば「元々存在しない問題を解決する商品を生み出し続ける資本主義社会への当てつけ」みたいなものだね。
さて、「日本独特の良さ」がおぼろげに見えてきたでしょうか。
海外で受ける日本人の作品には、ある普遍的なものが備わっています。端的に言うと、「誰もが楽しめ、それでいて奥行きの深いテーマが隠されている」という部分でしょう。例えば海外で大ウケの日本コンテンツといえばアニメがあるのですが、どうしてここまで文化的侵略が成功しているのか。『クレヨンしんちゃん』を例に考えてみます。
スーパーの激安セール情報をチラシで見つけては、チャリで遠くまで買い物に行くみさえの姿。アクション仮面のテレビ番組が新しくなると、新キャラの絵がプリントされたおもちゃやパンツ、お菓子が欲しくなるしんのすけ・・
あのアニメは小学生にとっては笑えるだけのものかもしれませんが、大人が見ると、資本主義社会に翻弄される人間像という本質的なテーマを見出します。
オタキングこと岡田斗司夫氏も、海外でのオタク文化の席巻ぶりを「間口の広さ、そして深みのあるテーマ」だと自著で指摘していました。『珍道具』にもその両方が備わっており、以前紹介した『アズラー』もその方程式を踏襲したプロジェクトとなっているのです。
<海外の反応>
つーか、本があるのかよwww頼んだった!
なつかしい!昔その本持ってたわ。でも今もうどっか行っちゃったのよね・・あぁまた読みたいのに残念だわ。トイレットペーパー帽子で涙を拭えたらいいのに・・!
タマタマの毛を一瞬で苦痛なく処理してくれる珍道具、誰か発明してくんないかね?割とマジで。
カミソリで剃った後に排水溝クリーナーに浸しとけ。毛はなくなるぞ!
↑そりゃお前、タマタマまでなくなるだろwwwww
みなさんは『珍道具』という日本のミームに何を見出しましたか?
コメント
コメント一覧 (1件)
日本の発明品というよりも、川上賢司という日本人アーティストの作品集。
「珍道具」自体が川上氏の造語。