
アメリカ航空宇宙局(NASA)によって打ち上げられ、現在は火星で調査ミッションを行っている探査機「InSight(インサイト)」。しかし予期せぬ問題に直面してしまいます。
火星探査機「インサイト」は、地熱測定のため火星の地表を掘削。しかし土壌が砂ではなく泥のような性質だったため、掘削機のドリルがはまってしまい、動かなくなってしまいました。
問題解決のためいくつか試行錯誤が成されたものの、いずれも上手くいかず調査は難航。
そこでNASAは「インサイト」のロボットアームに取り付けられたスコップで、自ら打撃を与えるよう指示。掘削機部分を上から叩くことで、杭を打つ動作を物理的に補助する作戦に打って出たのです。
打撃を与える前と後
A bit of good news from #Mars: our new approach of using the robotic arm to push the mole appears to be working! The teams @NASAJPL/@DLR_en are excited to see the images and plan to continue this approach over the next few weeks. 💪 #SaveTheMole
— NASA InSight (@NASAInSight) March 13, 2020
FAQ: https://t.co/wnhp7c1gPT pic.twitter.com/5wYyn7IwVo
<海外の反応>
物理で草
うむ、やはり機械の不調は叩けば直る!
そういや海軍の教えでも「どうしても直せないなら、もっとでかいハンマーを持ってこい」ってあったわwww
次の探査機にはちゃんとハンマーを搭載していこうな
米国じゃあ「叩いて直す」は最後の手段らしいが
英国では誰もが最初に試すぞ
最近嫁との関係が最悪なんだが、やはりこれも壊して直すべき?
同じエンジニアとして「叩いて直す」が上手くいった、みたいに世間に認知されるの、スゲー嫌なんだよなぁ・・・
やはり人間も機械も、上達するまで殴り続けるのが一番効率いいんだね!
当然ながら掘削機周辺には電源供給のための配線もあり、万が一にも操作ミスが起きてしまえば、更なる被害に発展しかねません。そこでエンジニアたちは何か月も慎重にシミュレーションを重ねた上で、この解決策に臨んだといいます。
作戦は見事に成功し、現在では掘削機は問題なく動作しているとのこと。
火星の地表よりも下の層を調べることは、地球や火星などの「岩石惑星」と呼ばれる星が、どのように形成されたかを調べるのに重要なのだといいます。
<海外の反応>
やはりこの手に限る
ウチのじいちゃんも頷いてたわ
「物理で殴る」に何か月もかけるエンジニアって・・・
↑あらゆる角度から、削岩機から跳ね返ってくる衝撃によるリスクを計算するんだよ。字面ほど脳筋な手段じゃないぞ
つーか念のために言っておくが、「ドリルが火星の表面に上手く刺さらず動かなくなったから、上から何度か押さえつけた」だからな。原因不明の故障を殴って解決した、とかじゃないぞ
でも90年代頃のテレビはマジで殴ると直ったよな?
まずはハンマーで殴る。それで直らなかったら買い替える。いつの時代もこれが最善よ
↑お前が壊してんじゃねーかwww
のび太ママによると約60度の角度で殴るのがコツらしい
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