
全米で最も古い歴史を持つ州立大学のひとつ、サウスカロライナ大学では秋学期に「魔法少女」をテーマにした講義が行われた。
授業では『セーラームーン』や『魔法少女まどか☆マギカ』などのアニメを観ながら、魔法少女というジャンルが社会や政治にもたらした意義について議論が交わされた。
学生は授業前にあらかじめ「フェミニズム」や「美学理論」に関する学術書に目を通しておく必要があり、その視点から魔法少女アニメを見つめ直すという手法が取られた。特に『魔法少女まどか☆マギカ』は、内包するテーマの豊富さから一週間以上に渡る検証や考察が重ねられたという。
ENGL101-C02 コース概要
・魔法少女ジャンルで確立された定形表現や方法論を理解する
・メディアにおける女性描写、魔法少女の視点に立ったフェミニズム思想を紹介する
・魔法少女ジャンルが持つ政治的意義について討論する
教材
・『リトルウィッチアカデミア』
・『美少女戦士セーラームーン』第1話
・『カードキャプターさくら』第42話
・『少女革命ウテナ』第27話
・『化物語』第12話
・『魔法少女まどか☆マギカ』全話
・『パワーパフガールズ』第39話
・『スティーブン・ユニバース』第24話
<海外の反応>
>大学で魔法少女をテーマにした講義
俺の人生の中でこんな文章を読む日が来るとは考えもしなかったわ。
どうせネタだろと思って記事開いが、ガチの講義じゃねーかw
生徒「もう行かなきゃ、魔法少女の授業に遅れちゃう!」wwwww
私の専門は魔法少女です(笑)
この講義がキッカケで女学生らは『化物語』のあの歯磨きシーンを見るんですね!
これは高度なセクハラだと思います!!
↑女生徒「先生のバカ!こ、こんなの好きなわけないんだから!」
学生の中でアニメファンは一握りしかいなかったものの「全員が熱心に議論に参加していた」ようだ。
今後は講義の題材として「美少女アイドルアニメ」を扱ってみたい、とユルクヤルの取材に応じてくれた男性教授。さらに「俺の嫁はハガレンのオリヴィエ・ミラ・アームストロングちゃん!」と聞いてもいないのに前のめり気味で答えてくれた。
教授採点サイトRateMyProfessorsでは「アニメで現実の社会問題を考えるのが楽しかった!」「議論も面白く、なにより教授が親身にレポートに付き合ってくれたのが良かった」などレビューされており、魔法少女の授業は好評のうちに終ったようだ。
実際に生徒に配られたシラバス(一部)


<海外の反応>
アニメを見る大学の授業とか最高じゃねーかwwww
魔法少女を扱うなら『プリキュア』も必要だったな。他とは違う新しさがあるし。
・・なぜ俺の学生時代にこういうコースがなかったのか!不公平だ!!
魔法少女って割りとマジで誰も手を付けれてない”金脈”じゃね?
色々分析できそうだし、研究にも金儲けにも良さそう。
↑フェミニズムと魔法少女を一緒に論じるってのは、わりと少なくないと思う。
私も「日本の魔法少女」と「西洋の魔女」を対比させて論文書こうとしてたw
ただ話が広がりすぎて収集がつかなくなったからヤメたけどw
本当こういう授業が増えてくれるといいね。
取材に協力して頂いた教授にはこの場でも改めて感謝したいと思います。なお教授の名前はご本人の意向により伏せさせて頂いてます。ご了承下さい。
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