社畜は被害者ヅラすんなに関連した画像-01

米Microsoft社でDirectXを開発した、アレックス・セント・ジョン氏の若手ゲーム開発者に向けたアドバイスが物議を醸している。業界関係者は「腹立たしい」論説だと一蹴。また海外メディアKotakuも「ここ10年で最も酷い記事」と酷評した、その内容を紹介したい。




以下、ジョン氏の主張を抄訳

自らが選んだ天職であるのに、自分が社畜であるかのように不満を述べるゲーム開発者が最近後を絶たない。長時間労働&サービス残業が発生するのは「経営陣のお粗末な管理体制に原因がある」と彼らは批判するが、なぜ世界で最も恵まれた最高のキャリアを積んでおいて被害者面するのか。

ゲーム作りは仕事ではない、アートなのだ。素晴らしいゲームとは一人ひとりが自分の力量以上のものを出し尽くしたところからしか生まれないのだ。偉大なアートを生み出すために必要な犠牲に見合うような”適正な”給与額などあるわけがない。

・ゲーム作りはただの仕事ではないのだ。マウスをクリックするこは重労働でもない。給与をもらいながらチャンスを追い求めることの出来る最高に素晴らしい環境ではないか。

週80時間労働が嫌ならばゲーム業界を去れば良い。あなた方がゲーム作りの本当の価値を知る人から職を奪っているという意識を持つべきだろう。

<海外の反応>

考え方がやべぇ・・人材を何だと思ってるんだ!?

>マウスをクリックするこは重労働でもない
ここで吹いたwwもう冗談としか思えないほどにトチ狂ってるわwww

さすがに皮肉で書いてるんだよな?と思った俺がバカだった。トップがこんな考え方なんだったら、ゲーム開発者は本気で死ぬわ。

誰かと思えばこいつ、週80時間労働で心身ともに燃え尽きてマイクロソフトをクビになった奴じゃねーかwwwww

↑「キーボードを枕にする毎日。妻と築き上げた家庭は崩壊し、ついに97年解雇されることに”成功”。マイクロソフトから出て行く彼の心はとても軽かった」・・・ワロエナイ

トップの人間「ほら特権的な天職なのに何文句言ってるんだ、薄給でもアートなんだから仕方ないだろ」→利益は全て自分の懐にしまい込むのであった。


ジョン氏の言葉どおり、この業界では週80時間労働も珍しくない。それゆえ才能ある人材が若いうちから心身ともに燃え尽き、職場を去ってしまうことも少なくないのだ。

「仕事ではなくアート」「職を得られただけでも幸運に思うべき」といった主張は耳障りだけは良いが、だからといってゲーム業界に身をおく人材が低い給与で不当な労働を強いられて良いという理由になるはずがない。

このジョン氏の発言に対して、海外メディアKotakuは「ここ10年で最も酷い記事であり、議論も稚拙だ」と酷評。業界関係者shinobi602氏も「腹立たしい内容だ」と怒りを隠せないでいる。

<海外の反応>

ゲーム作りがアートとか。頭オカシイだろ。

違うな。どんな仕事もアートだと俺は思う。それでいて立派な仕事なんだ。アートであることを理由に過重労働を擁護するとか舐めてんのかと。

俺は素直にこういう考えがあってもいいと思った。お前ら叩きすぎだろ、リンチかよ。

↑権力あるトップの人間が「アートなんだから若い奴らはタダ働きしろ」って言ってるのに、そんなの許せるかよ!お前さんは現場の人間が苦しんでるとこ、想像も出来ないのか?

俺はIT業界の人間だが、自分で好きでしてることだし・・何よりも誇りを持ってやってたがね。何か良いアイディアが閃けば、それこそ一日に16時間働いてたこともあるし。ただそれが見合わないと考えるようになったらすぐに身を引け。文句言うのはカッコ悪いと思う。

自分の好きなことに好きなだけ時間をかけるのは分かる。だが、それを業界で当たり前にしていいのかと。サービス残業ありきで業界が続くのかと。そこが問題じゃね?

力のない若者に対してこの発言は強制にしか聞こえないんだよね。ベーシックインカムはよ!!
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