沸騰する川に関連した画像-01

アマゾンのある奥地では「煮えたぎる川」が流れているという伝説が伝えられてきました。活火山からも遠いアマゾン側流域でそのような川が存在するはずがない、と識者には否定されていたのですが・・

ついに地球科学者Andres Ruzo氏がペルーで「沸騰する川」を発見したのでした。




先日出版された著書『The Boiling River』の中で調査結果をまとめたRuzo氏。

ペルー中部Mayantuyacu(マヤンチュヤク)で発見した「煮えたつ川」ですが、長さは6.5kmほど。川幅最大25m・深さ最大6mで、一瞬手を入れただけでも”3度熱傷”の火傷を負わせる場所もあったと言います。
沸騰する川に関連した画像-02
沸騰する川に関連した画像-03
沸騰する川に関連した画像-04

<海外の反応>

川が沸騰ってどういうことだよwww

今の時代になっても見つかってないものがあったんだな。スゲーよ。

Googleマップで見つけたぞ!「-8.812526, -74.726607」な!

温泉を知らないの?この人は?

これは温泉じゃないと思う。6.5kmの川が「沸騰」してるんだぞ?温泉みたいに地熱で温められた地下水が単純に流れ出てるのとは違うだろ。

は?温泉だっつーの。世界中の温泉に行ったが、泡がブクブク出てるとこなんかいっぱいあるし。ヨセミテと一緒だろ。


ペルーで生まれ育った当時12歳のRuzo少年は、祖父にある話を聞かされます。

時は16世紀、スペイン人(コンキスタドール)はインカ帝国最後の皇帝を殺害後、黄金を求めてアマゾン奥地の熱帯雨林に踏み入ることに。しかし、探検から戻って来た者はごく僅かだったと言います。生存者は「沸き立つ川」に苦しめられたと話したのです。
沸騰する川に関連した画像-05


川が沸騰するという話に大変ショックを覚えた彼は、大学院在学中にその伝説の真偽を求めて調査に乗り出すことに。もちろん大学では「馬鹿げている」として相手にされませんでした。

どれだけ短いものであっても、川を沸騰させるとなれば、相当量の地熱が必要になってきます。しかもアマゾン川流域はあらゆる活火山から何百マイルも離れているのです。常識で考えれば、まずあり得ない話でしょう。

修士課程を修了させたいのならば「おかしな質問」はやめるべきだ、と指導教員に言われたほどでした。
沸騰する川に関連した画像-06


多くの人に否定されながらもRuzo氏は「沸騰する川」について調査。

するとなんと叔母が知っていると言うのです。連れられて行った先には本当に、夢にまでみた川があったのでした。先住民アシャニンカのシャーマンに守られてきた、聖なるヒーリングスポットだったのです。

1930年代の文献にはこの川に関する記載があったものの、それ以降75年以上に渡り科学調査は全くされず。まるで多くの人目を憚るように、この川は”忘れ去られた存在”になっていました。
沸騰する川に関連した画像-07


「熱水系が沸騰の理由だというデータが集まってきている」とTEDで話したRuzo氏。雨水が地下深くまで浸透し火山性の熱源で温められた結果、高温の地熱熱水となって熱水噴出孔から地表に吹き出したもののようです。

Ruzo氏は現在さらなる調査を進めており、またこの地区で深刻となってきている森林伐採の影響を注視しながらこの川の保護活動に努めています。
沸騰する川に関連した画像-08

<海外の反応>

すごい執念やな。もっと多くの人に知ってもらいたいと思った。

現地の先住民とかには有名な場所なのかもしれんが、アマゾンの奥地にこんなとこがあるとか普通思わないよなw写真もすごい美しいわ!

俺の博士論文を担当する教員にも、この川につかってもらいたいかな。うん。

パワースポットとして観光地化しようか!この川の周囲100km圏内すべて伐採してテーマパークとか作ればいいやん。人類がこの自然の驚異を楽しめるためにね!!

↑皮肉で言ってるんだろうが、ここリゾート地としては最高にリラックスできそうだわw

伝説を追い求めた男のアツい話でした。またペルーに行く理由ができてしまった・・

あわせてユルク読みたい記事

【絶景】ペルーにあった!幻にしか見えない砂漠のオアシス「ワカチナ」が異次元レベル!!
【爆笑】有名スキーリゾート地がカメラに映り込んだ「悪ふざけがすぎるスキー客」を晒しあげ!客も完全にコントしに来てるだろwwwww
米誌が伝える「日本へは絶対に行くべきではない15の理由」