
ニンテンドーDS・Wiiなど斬新なゲーム機を創りあげてきた任天堂の岩田聡社長。
今から5年前のゲーム開発者会議「GDC 2011」で彼の口から語られた”これからのゲーム業界への懸念”がそっくりそのまま現実になっている、と話題になっています。
■GDC講演より一部抜粋

岩田氏:
大規模なオンラインアプリケーションストアでは多くが極めて安い価格で売られています。
スマートフォンやソーシャルネットワークのプラットフォームにはビデオゲームソフトの高い価値を維持する動機がありません。コンテンツは誰か他の人が作るものであり、彼らのプラットフォームにより多くのソフトを集めることが目標となります。より多くの量を集められればお金が流れるのです。
量こそ利益の手段であり、価値は大した意味を持たないのです。
この岩田社長の指摘から早5年。まさに「彼の言う通りの市場が出来上がっている」と口にしたのは、名作『オリとくらやみの森』を生んだMoon Studiosのトーマス・マーラーCEOでした。

過去5年、これまでになかったような革新的なゲームがAppストアから登場したことはありません。またクオリティが高いモバゲーとは「時間を潰せるためのもの」であり「開発者の情熱や夢が体現されたイノベーション溢れる作品」でないものが大半でしょう。

マーラー氏によると、インディーゲーム開発者のほとんどがiOSやAndroid向けのゲーム開発で生計を立てることが出来るとは露ほども思っていないようです。

<海外の反応>
「斬新なゲームは携帯から出てきてない」ってのは超同意!スマホゲーは既存のゲームの移植か、パクリだらけだもんww
↑あとタッチ機能にとらわれ過ぎてアイディア優先型じゃないってのもイマイチ面白くない原因なんだよな。技術があるからゲームを作るみたいな。作りたいゲームがあるからそれに対応した技術があるんじゃなくてね。
岩田社長はここまで先を読んでたんだろうな。
このトレンドは正直恐ろしいよ。質よりも量が利益を生む市場ってのは、面白い部分を安くで切り売りしたようなものばかりしか出てこないだろうからね。
うんーでも間口は広がったと思うけどね?誰でもゲームを作って売れる時代だし。
そして「この流れはいずれPCや家庭用ゲーム機にも押し寄せてくるのではないか?」そうマーラー氏は危機感を抱いています。

セールに目が眩み、プレイしないタイトル(積みゲー)を買ったことのあるゲーマーもいるのではないですか?セール価格ではなくても躊躇うことなくゲームを買いますか?喜んでフルプライス払えますか?

モバゲー市場の隆盛で「無料が当たり前」「安いが正義」と思う消費者が増えています。このトレンドは本当にゲーム業界にとってプラスになるのか。マーラー氏は「正しいと思う開発者にはしっかりお金を落としサポートしてあげて欲しい」と懇願しています。

<海外の反応>
俺なんか積みゲーだらけだわ・・・すまんな。
積みゲーは確かに開発者にとっては悲しいことかもしれんが、売上にはなってるんだし悪いとは思わないけどねー。
フルプライスで買う価値のあるゲームじゃないからセール待ちが多いんじゃないの?きちんとクオリティが伴ったタイトルであれば、みんなきちんと買うと思うけどな・・。
↑『MGS5』とか『フォールアウト4』なんか初日よく売れたしね。
うんーでも個人的にはモバゲーでも魅力的なタイトルはあると思うけどな。岩田さんは鼻からモバゲーはチープだって決めつけてるようで共感できなかったわ。
ただセールばっかりの業界は健全だと思わないけどね。
質の高い作品は量からしか生み出されないとは思うけどな
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