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Facebookでは、自分のプロフィール写真にフランス国旗を重ねあわせることで仏同時多発テロを追悼するユーザーが多くいます。またtwitterでも「#prayforparis(パリのために祈りを)」といったハッシュタグがトレンドに。

しかしこれらは本当にフランスのためになっているのでしょうか?




米紙ワシントン・ポスト:
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パリのことを思い投稿するのはナルシズムなのか、それとも真心か?


あの襲撃事件に個人的に影響を受けた人もいるだろうが、多くはそうではない。見ず知らずの人の犠牲をソーシャルメディアで嘆くことは、同情なのだろうか、それとも単なるナルシズムなのだろうか。おそらく両方だろう。

南カルフォルニア大学のカレン・ノース教授によると、大惨事が起きる度に人はハッシュタグや画像を使い仲間と団結しようとする心理が働く。同時に自己顕示欲も出てくるのだ。これは自分自身を”良い人・世の中の出来事にアンテナを張っている人”であると提示する機会にもなる。

パリのために祈るのなら、なぜイスラム国の攻撃で43人が犠牲になったベイルートの人々にも祈りを捧げないのか?そもそもなぜパリに祈りを捧げているのか?フランスでは、多くの人が自分たちの国のことを原理主義者たちに悩まされている非宗教国家だと捉えている。

パリのためを思うのならば宗教に救いを求めるのではなく「理性的に考え、会話し、理解すべきだ」という声も多い。


英紙インデペンデント:
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Facebookプロフ画像をフランス国旗にしてますか?おめでとう!あなたは企業が啓発する白人至上主義のサポーターです!


我々は、ISISが政治的プロパガンダを利用し若者たちを「洗脳している」と強く批判する。しかし我々自身はSNS企業のプロパガンダとなると、なぜ立ち止まって考えることなくそれを認め、広めようとするのか?なんとも皮肉なことではないか。

Facebookの提供するセーフティチェックやプロフ写真のフランス国旗化。これらはまさに我々に「ヨーロッパ中心主義(西洋文化が他よりも大切だという見方)」や「企業のブランド戦略」を刷り込もうとするプロパガンダである。

国旗というのは、力関係・国境・人種問題・民族主義・アイデンティティなど、政治的・歴史的に様々な意味を内包した象徴だ。世界にFacebookのフランス国旗化が広まったとき、この「ヨーロッパ中心の物の考え方」は中東に対する報復の免罪符になる。トリコロールにしている人はそれも考えているのか?

大企業が無理に押し付ける考えをただ受動的に享受することが、ショックに打ちひしがれたフランス国民の役に立つはずがない。

こういう記事が海外で話題だというのは、何も考えずに悲しみを共有することだけが目的のユーザーが多い証なのでしょうね。

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