
3月7日放送の『MUSIC FAIR』で、ももクロとラッツ&スターが共演。
写真が一部公開されているのだが、出演者全員がラッツ&スターのトレードマークとも言える”顔の黒塗り”に挑戦。これがあるツイートを発端に海外で取り上げられ大問題になっている。
発端はニューヨークタイムズ・田淵広子記者のツイートでした。
「日本で人種問題についての議論が必要な理由」という発言とともに、ももクロとラッツ&スターのコラボ画像を投稿。このツイートは即座にネットを駆け巡り、複数の海外サイトで問題視されます。

<海外の反応>
2015年の今これをするかよ!絶句したわ・・。
本当・・日本ではこれがまかり通るってのは不気味だよな。それにしてもバナナにしかみえない女の子が気になるwwww
これリスペクトだろ?
↑リスペクトするのはいいけど、このご時世にわざわざ顔を黒塗りにする必要性はないと思う。
人種差別を意図していないのは分かる。問題はそこではないんだよ・・。日本人がこういうことを平気でしちゃう「無知ぶり」にショックなんだ。
あとこういう場面で言論・表現の自由を振りかざす連中がいるが。あいつら、傷つく人のことは無視だもんなー。自由が保障されてるから何でもやっていい、言っていいってのは間違いだよな。
『ポケモン』のルージュラも海外版では画像が差し替えられたのに・・こいつら何でまた批判覚悟で同じことやらかしちゃってんの?
↑”こいつら”はポケモンのことなんか知らんだろwwww
差別云々よりも、こいつら、これの何が楽しくてしてるんだ?目的は?黒くしないと人気が出ないのか・・?黒塗りで魅力が増してるようにも見えないし、単純に何がしたいのか理解できん。
海外サイトKotakuはこの件に関して、
「アメリカの文化を借りるのならば、アメリカが持つ文化的な重荷も同時に背負うべきだ。ここだけは取り入れて、後の部分は知らないふりをする、というのはあまりにも不誠実」と指摘。
アメリカではかつて、白人が顔を黒く塗ってパフォーマンスを披露する「ミンストレル・ショー」が有色人種への差別として認識された歴史がありました。

ミンストレル・ショーのポスター(19世紀)
黒人に敬意を表しているにも関わらず、「知らなかった」と無知を装うのはなんとも都合の良い言い訳なのかもしれません。

ももクロとラッツ&スター共演(2015年)
<海外の反応>
だって日本なんだもん!
「知らなかった」で済まされる問題じゃないと思うわ。そんなこと言ってるから、差別がなくならないのかと。
いや、顔の黒塗りを問題視する方が人種差別だろーが!!
↑あんた何も知らねーのな。時間をかけて慎重に、こいつらが黒人の実際の肌の色を再現したとは思わないし。黒人といえど、多種多様な肌の色がある。それを1つの過激なまでに単純化した色で表現するのがダメなんだよ。俺が顔を黄色で塗りたくって、目元をテープで細くして「アジア人です」って言ったら、同じように問題だろ?
人種差別のため黒塗りしたんじゃないことは分かる。だけどこういうのは西洋では人種差別に捉えられるってのを理解しないとダメだよな。黒塗りが悪いわけじゃない。問題は、昔西洋人たちがやってたような「偏見を助長するような塗り方」をしてるとこなんだ。
反論する気持ちは分からなくもないが、日本人にはしっかりと「差別だ」って意見に耳を傾けて欲しいよね。
多種多様な価値観・文化的背景を持つ人が日本の動向を知ることが出来る、この時代。
外国人のコメントにもあるように、何が正しく何が正しくないのか様々な意見を聞き判断しなければならない。そんなことを益々感じさせるニュースでした。