
日本では、150万人以上いると言われている認知症患者。
根本的な治療法が未だ確立しておらず、近隣とのトラブルや介護者からの虐待など日本でも大きな社会問題となっています。いざ精神科病院への入院を決めたとしても、患者の身体機能は低下し、生きる意欲が失われていくことも。
しかしオランダではこれらの問題を解決する非常に先進的な取り組みが行われており、いま世界から注目を浴びているのをご存知でしょうか。それが認知症患者のための街、「ホグウェイ(De Hogeweyk)」です。
オランダ・アムステルダム郊外ウエースプにある”認知症村”こと「ホグウェイ(De Hogeweyk)」。認知症高齢者と介護者とが実際に生活を営む1つの街です。

周囲は塀で囲まれているものの、一歩中に踏み入れば、そこは完全な街。

レストランやカフェ、スーパーや美容室、庭園や散歩道などがあり、認知症患者が周りに迷惑をかけることなく自分のペースで生活できる空間となってます。

<海外の反応>
オランダ人の俺でもこんなのあるとか知らなかったぞwwwww
俺もオランダ人だが、これは知らなかった。凄く良い発想だが、普通の老人ホームと比べても、かなり高そうだよな?
オランダ・・あなたたちはどうしてこんなに素敵なのか?
こいつら見えないとこに閉じ込めてしまおうぜwwwwって案か。悪くない。
↑他に何ができる?
↑知らねーよ。こんな施設に送るんじゃなくて、家族が介護したらいいじゃん。
アルツハイマーの介護とか基本24時間体制だぜ?現実的に考えて無理な家庭が多いだろ・・。介護する側もされる側も、これが一番良い選択肢だと思うぞ?
認知症患者の症状で良く知られたものは「徘徊(はいかい)」ですが、ここであれば危険もなく、また患者を無理に閉じ込めておく必要もありません。もちろん何か問題が起きても、周りには常に私服の格好をした介護者や施設職員が見守っています。
「以前と同じように、様々なライフスタイルを送ってほしい」
そう語るのはこの施設を管理・運営するヴィヴィウム・ケアグループ。居住部屋も、各人の生活様式に合わせて様々なものがあります。

認知症患者は我々と大きく異なるわけではありません。ただ生活を送る上で我々とは違ったスタイルが必要なだけにすぎないのです。

彼ら・彼女らに合わせたこの街であれば、長期的な介護や医療がもたらしてしまう「非人間的な生き方」を回避できるのではないかと期待されています。

<海外の反応>
すごくうまいやり方。家族に認知症の人がいたら分かるけど、どこかに出掛けるって単純なことでも、めちゃくちゃ大変だからね。安全かつ自由に暮らすことの出来る環境ってのは素晴らしいと思う。
認知症患者の人たちは自分の症状の深刻さが分からない場合が往々にしてあるからな。簡単なことでも周りに「するな」と言われれば・・そりゃ嫌になんだろ。こういう場所はそういった各人のプライドを傷つけることがない、って意味でも良いと思う。
アメリカでもこれしないかな?閉鎖したモールとか使ってさー。
↑ショッピングモールとはなかなか良いアイディアだなww俺たち健常者をも徘徊させるような作りになってるしwwwww
治療法が確立するまでの繋ぎとしては良いんじゃないか?本当アメリカでも見習いたい。
うむ。酒とオムツ。必要なものは揃ってるな。
患者のために街を作る、という発想は我々もお手本に出来るのではないかと思います。スイスではすでにこの「ホグウェイ」を参考に、同じような村を開設。他のヨーロッパ企業や、アメリカもこの事業には高い関心を示しているようです。