
米・フロリダ州に住む少女(14)が放火、殺人未遂の疑いで逮捕された。大手メディアABC Newsは、家族を焼き殺そうとしたこの少女は日本の漫画『ソウルイータ』に影響を受けて犯行に及んだとしている。
事件現場となった自宅

事件前日に母親と喧嘩になった少女は、4日未明に自宅のガレージへ火を放ち、家族を殺害することを決意。近所の公園で身を潜めていた。
母親らは火事に気付き、無事に燃え盛る自宅から脱出。少女は母親に「ママ、本当にごめん。なぜこんなことしたのか分からない・・みんな大丈夫だった?」とメールを送っており、すぐに警察が保護し、逮捕となった。
日本の漫画『ソウルイーター』に影響を受けた少女

少女によると、漫画『ソウルイーター』を読んだことがきっかけで、自宅に火をつけることを思いついたとのこと。過去にいじめを受けたこと、そして母親からの厳しいしつけが漫画の展開と酷似しており犯行に至ったという。
<海外の反応>
また漫画に罪をなすりつけるのかよ!!
勘弁してくれよ!漫画なんて、ただのフィクションだろうが・・。俺も『ソウルイーター』は読んだし、アニメも見たぞ。でもうちは燃えてないからな!何百万人の自宅も同じだぞ??
中国のゴミなんか子供に読ませるからこうなるんだよwwwwww
↑『ソウルイータ』って日本のものだぞ・・この、差別野郎!あと俺も漫画は何冊も読んできたが(あっ、ごめん”中国のゴミ”だったねww)家族を焼き殺そうなんか思ったことないし!
『ソウルイータ』って、オタクの世界では別にそこまで暴力的な漫画でもないんだけどなー
アメリカ人は本当、他人に責任押し付けるのが好きだよね。
『ソウルイータ』に放火するシーンとかないだろwwww彼女はクレイジーだからやったんだよ。漫画が理由なんかじゃない。
はいはい、漫画のせいだね。漫画の。
こういった類いの報道は、ユダヤ・キリスト・イスラム系宗教の限界が見え隠れして面白いですね。
西洋宗教の強さというのは、個人や社会が抱える問題や弱さの原因を、自分自身ではなく別の「悪魔」という外的要因に置き換える部分にあります。個人に全責任を押し付けない意味でそれは「救い」にもなり、「赦し」にもなるのですが、それは逆に言えば「悪魔」を見つけなければならないという危険な作業が伴うのです。
かつての魔女狩りのように、今では様々な娯楽コンテンツが「悪魔」として迫害にあっています。
罪を犯した個人が完全に悪いのではなく「悪魔」のせいだと責任転換できれば、それは「盾」となり弱者を守ることができるのですが、同時に今回のような批判にさらされることにもなります。
「少女が全て悪い、漫画は何の罪もない」と無責任に言うのは簡単です。
しかしそれを無下に言えない理由も分かる大人な我々としては、この事件に心を痛めることしか出来ません。