ブリトニー・スピアーズの生歌が流出に関連した画像-01

世界の歌姫、ブリトニー・スピアーズの生歌が流出しました。

音楽プロデューサーのウィリアム・オービット氏はこの流出音源が本物であると認めた上で、これは「本番前のウォームアップ音源」であること、「本来であれば何百万人ものリスナーに共有されるものではない」ことを述べています。


ブリトニー・スピアーズ「エイリアン」(オートチューンなし)

<海外の反応>

ゴミだろ、こりゃwwwwwww

これが生歌か・・ありがたや、ありがたやwwwwww

まぁ、ブリトニーが歌えないって、みんな知ってるもんなwww

才能よりもイメージが重要ってか・・・

いや待て!思ってた以上に酷くないぞ!!

↑いやいやwww誰がどう聞いても最低の歌声だからww

だからライブでは口パクなのか・・!

どうせ誰かがわざと音程外すような音声加工したんだろ?オートチューンで声をメロディに乗せることが出来るなら、逆もまた可能だしな。お前ら、だまされるなよおおおお!

ウォーミングアップにしろ、何とも頼りない生歌です。

ここからCDになるまでにはオートチューン処理、つまり音程の補正が入ってくるのですが、賛否両論のコメントがつきます。オートチューンは許されるべきか、それとも言語道断あってはならないものなのか。

いくつか意見を抜粋してみましょう。
<海外の反応>

この流出音源が本物であろうが偽物であろうが、オートチューンは禁止して欲しいわ。真面目に音楽に取り組んでるミュージシャンが可哀想。

はぁ?別に俺たちが買う曲が良ければそれでいいだろうが!なんでこういうのを面白がって取り上げるかな?オートチューンされてようが、されてまいが、別にいいだろ!?

↑こんなんだから流行のPOPSはクソなんだよ・・これまでのものよりも良い作品に、進化していこうって気持ちがないだろ。

だな。オートチューンを擁護するバカがいるから、流行の曲はどれも低俗なんだよ!!

だからあれほど、POPSは聞くなと・・

オートチューンも音楽ツールの1つなんだが・・声が本物じゃないって、今時生の声だけで録音してるアーティストの方が珍しいよ。たとえ音程が完璧でも、別のところでデジタル修正が入るのは当たり前だし。

西洋は「立体的でリアル」なモノ作り、日本は「平面で印象的」なモノ作りを得意としています。これは特に両者の作る映像を観察すると分かりやすいので、アニメで説明してみたいと思います。

・リアルを追求する西洋
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例えばディズニーのアニメーターは人間の忠実な動きをそのまま絵にのせることをします。

ディズニー初の長編映画『白雪姫』ではロトスコープという技法を使い、俳優の動きをビデオで撮影した上で、そのフィルムを1枚1枚アニメーターが絵にしていました。

・印象を追求する日本
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一方、日本のアニメーターは止め絵という技法をアニメに活用してきました。

例えばサッカーのボールを蹴るシーンがあるとすれば、足が完全に上がったポーズでしばらく絵を止めます。そして蹴るシーンをものすごい早く動かす。すると本物っぽくはないが、印象的なシーンになるのです。

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さて、音楽に話を戻します。

本物の声や生音がはいった「立体的でリアル」なものを追求する外国人にとっては、オートチューンに反感を持つ人も多いでしょう。コンピューター処理による嘘の音は味気なく人工的。しかも声という奥行き感ある音の固まりが平面的なデータに取って代わるのですからね。

しかし日本においては「平面で印象的」な音楽は市民権を獲得しています。DTM(デスクトップミュージック)の打ち込みやVOCALOID(初音ミクに代表されるボーカロイド)がその代表格と言えます。

日本は「平面的だけど面白い」、そんな楽曲を受け入れやすい文化なのでオートチューンによる加工も表現の一部として認める人が多い気がしますが・・みなさんは、どう思いますか?

歌手の歌声がコンピューターでいじられたものだったら、嫌ですか?